最近は県内の撮影をあまりしてなかったから、ふと思い立ち北軽井沢の浅間大滝を訪ねてみました。この滝は鼻曲山を源流とする熊川に架かる滝で、下流には魚止の滝があります。幸にして数人と会っただけで、夏に涼を求める賑わいがなく、ノンビリと撮影を楽しむことができましたが、ゴム長靴を履いていかなかったために、対岸や川の中からの撮影が出来なかったのが悔やまれてなりません。次回は今回の失敗を活かして・・・
日本にも多くの海峡がありますが、私が数多く越えた海峡はやはり本州、北海道間の津軽海峡で、その津軽海峡を舞台とした映画「海峡」(1982年・東宝)を、久し振りにBDにて観ました。出演者は高倉健、森繁久彌、吉永小百合などでしたが、カメラマンが「八甲田山」など高倉健作品を撮り、のちに「剱岳・点の記」の監督、撮影をした木村大作だったのは発見でした。それから、水上勉の推理小説「飢餓海峡」(1963年・朝日新聞社刊)でも、津軽海峡は重要な舞台となっていました。その津軽海峡の本州側のひとつに竜飛崎があり、私が初めて旅したのは1972年でした。そして、1982年以降は職業柄幾度となく訪ねました。写真のランクル80と太宰治の碑は1993年の冬で、碑には「ここは、本州の袋小路だ・・・」と、太宰が1944年に旅した紀行文「津軽」(1951年・新潮社刊)の一文が刻まれていました。それから、あくまで私の記憶ですが、松本清張「砂の器」の1974年製作映画(松竹)の中に、本浦千代吉、秀夫(和賀英良)親子が彷徨うシーンに、竜飛集落近くの素掘りのトンネル(旧道)を歩く場面がありましたが・・・
これまでにも8Kの動画撮影は何度か行いましたが、8Kタイムラプス撮影は行っていませんでした。それは8K動画の発表の場は◯◯◯しかなく、かなり狭き門だったからです。もちろんその環境が変わったことではないのですが、独立40年を記念して新たに8Kの世界を撮影して見ようと思ったからです。その8K作品の表現のひとつとして、8Kタイムラプス動画があります。撮影はこれまでと特段変更はありませんが、さらなる緻密なピントと露出が求められます。またEOS R5では写真を撮影した後にソフトで作成する方法と、動画撮影によるカメラ内方法がありますが、この場合は写真としてのデーターは残りません。加えて8K動画ですとデーター量が大きくなるために、CFexpress TypeBに限定されてしまいます。ちなみにこのカードは325GB(8K 30fps ALL-I・31分収録)・49,999円、650GB(62分収録)・86,999円ですから、長期のロケには200,000円相当のカードを準備しなければなりません。そんなことからEOS R5Cの購入は見送り、EOSR5を追加購入しての撮影となります。さてどんな映像が撮影できるのか・・・