以前ドリンクタイムの勢いで撮影期間を一年と限って・雨の尾瀬・と題する写真展を開催したことがありますが、この時は天気予報で雨を狙って入山したのにもかかわらず、なかなか恵みの雨が降ってくれずに随分と泣かされた経験があります。それ以来雨の尾瀬に強く惹かれて、尾瀬は雨の似合う場所と撮影を続行しています。もちろん雨の中での撮影作業は煩わしさが多く、歩くこともけして快適ではありませんが、雨が洗い流してくれる空気中の塵や天水を浴びて喜ぶ植物など、生きとし生けるものの命の輝きの世界を撮影できることは、何者にも代えがたい・・・