一ノ瀬の三平橋を渡り登山道を進むものの、数人の下山者に出会っただけで岩清水から三平峠を越えてしまい、かつての賑わいが遠い記憶の世界になってしまったことを感じました。たしかに尾瀬ヶ原に小一時間で入山できる鳩待峠に比べると、大清水~一ノ瀬をバスを利用しても尾瀬沼までの道のりは長く、三平峠から尾瀬沼に下る木道はいたるところで壊れ、それはもう危険状態とも言えるほど荒れていますし、木々の枝が空を遮り展望も非常に悪くて、みんなの尾瀬をみんなで楽しむことを提唱している環境省の本意を疑いたくもなります。もしかすると、登山者が怪我をしてマスメディアなどから管理責任を叩かれないと、知らぬ存ぜぬを決め込む・・・