相棒・ホテルランクル 1
2015年9月22日
1985年に初代ランクル60を購入してから30年間、現在の七代目200まで浮気をしないで、ひたすらランクルに乗り続けています。総走行距離は約140万㎞、地球と月とを二往復半に匹敵します。そんなことから、走る写真家などと友人から揶揄され、時には酒の肴にされて来ましたが、移動の手段として、宿として、酒場として撮影を支え続けてくれた、力強い相棒には間違いありません。
まず初代60ですが、1985年5月に時事通信社から写真集「尾瀬」(3,800円)を、初版6,000部で発行するや一週間も経たないで増刷がかかり、結局8刷まで版を重ねる大ヒットとなりました。そんなことから、この初代ランクルは写真家として歩き出す基礎を築いた時期の相棒です。
撮影場所は十和田湖畔民宿「しもむら」の前です。この民宿は「蒼い靄の中で・尾瀬沼殺人事件」(日本写真企画刊・1,300円)に登場している、十和田、八甲田周辺の撮影の常宿でした。